お悩み別治療法
このようなお悩みはありせんか?
歯が痛い・しみる
歯が痛い・しみるというと、ほとんどの方が虫歯が原因ではないかと思われるはずです。虫歯は歯の痛みを引き起こす主な原因ですが、他にも知覚過敏や歯根のトラブルである可能性もあります。
どのような理由であれ、痛みやしみるなどの症状があるなら、治療を受けることが大切です。
虫歯が原因の歯の痛み
虫歯が原因で歯が痛んだり、しみたりする場合、ある程度症状が進行している可能性が高いです。虫歯は自然に治ることはないため、放置しているとさらに悪化してしまいます。細菌感染が神経に達すると、痛みが一時的に消えることがあるので、痛みの大きさにかかわらず診療を受けることが大切です。
知覚過敏で歯がしみる・痛い
通常、歯の表面は硬いエナメル質で覆われているため、外部からの刺激が伝わりにくくなっています。しかし、このエナメル質が加齢によって摩耗したり、不適切な噛み合わせで歯茎が下がったりして、内側の象牙質が露出すると痛くなったりしみたりして知覚過敏を発症します。
詰め物・被せ物が取れた
虫歯治療で入れた詰め物・被せ物が
取れた場合、いくつかの原因が考えら
れます。
- 接着剤や素材が劣化した
- 歯ぎしり・食いしばり
- 虫歯の再発
詰め物・被せ物の
接着剤や素材の劣化
歯を固定するための歯の接着剤が劣化すると外れます。また、レジンや金属が劣化したり破損したりしても外れてしまいます。
いずれも、5年くらいで変色が起きたり、欠けたりといったことが起こりやすくなります。
セラミック製の詰め物・被せ物は擦り減ったり変色したりすることが少なく、10年ほど使っても劣化しにくいのが特徴です。自費診療のため治療費は比較的高額ですが、白色の素材なので、銀歯のように目立つことはありません。
歯ぎしり・食いしばり
歯ぎしり・食いしばり・タッピング(カチカチ歯を鳴らす)は、歯や顎への負担が大きい悪癖です。この症状を放置していると、詰め物・被せ物が外れる以外にも、歯が割れたり歯茎が下がったりといった悪影響が出てきます。
歯ぎしりや食いしばりなどは無意識にやっていることが多く、自分で予防することは難しいですが、噛み合わせ治療を受けることで症状を軽減したり解消したりすることが可能です。まずは噛み合わせの検査を受けることが大切です。
虫歯の再発・(二次カリエス)
詰め物・被せ物の劣化などによりできた歯との隙間から虫歯が入り込むことで、虫歯が再発することがあります。気付かないまま進行すると隙間が大きくなり、詰め物・被せ物が外れやすくなってしまいます。
詰め物・被せ物との隙間で発症する虫歯は、見た目から分かりにくく、気付かないうちに重症化していることがあります。繰り返し虫歯治療を繰り返すことで、どんどん自分の歯が削られ、最終的には抜歯せざるを得ない状態になるため、定期的に口腔内を確認してもらいましょう。
虫歯になった
「毎日丁寧に歯磨きをしていても、虫歯になってしまう」「甘いものを食べないのに虫歯になる」などのお悩みをお持ちの方がいらっしゃいます。
実は、虫歯になる原因はひとつではありません。 磨き残ししていても虫歯になりにくい方もいますし、しっかり歯磨きしていても虫歯になってしまう方もいます。
人それぞれ、虫歯に
なる原因やリスクが異
なるため、自分が抱え
る虫歯リスクをしっか
り知ることが予防につ
ながります。
虫歯の原因をしっかり
見極め予防しましょう
虫歯の原因をしっかり
見極め予防しましょう
ご自身が抱える虫歯の発症・悪化リスクの原因を調べることが、予防の第一歩です。当院では、サリバテスト(唾液検査)を実施しています。問診による生活習慣の把握、採取した唾液から細菌の種類や数を調査し、原因を明らかにしたうえで、患者様に合った予防法をご提案しています。
歯茎が腫れている
歯茎の腫れは、磨き残しをエサに細菌が増えることで発症する歯肉炎によって引き起こされます。歯肉炎を治療せず放置していると、歯周病が発症してしまいます。歯茎の腫れ以外にも、出血がある場合はすでに歯周病へと悪化している可能性が高いです。
歯を失う主な原因のひとつ
歯を失う主な原因のひとつ
歯周病は虫歯と並んで歯を失う大きな原因です。初期症状で痛みが出ることは少なく、歯茎の腫れや出血、ムズムズ感など、自覚しにくい厄介な病気です。歯周病が悪化すると歯を支える歯槽骨を溶かすため歯がグラグラし、最悪の場合では歯を失うことになります。
歯周病は全身に悪影響を及ぼす
歯周病は全身に悪影響を及ぼす
近年の研究により、歯周病菌が歯茎の血管に侵入し全身へ運ばれることで、全身の病気リスクを高めることが分かってきました。動脈硬化や糖尿病などの血管を通じて発症・悪化する病気を中心に、誤嚥性肺炎や骨粗しょう症、メタボリックシンドロームなどにも悪影響を与えます。 歯茎が腫れている場合、早めに受診し治療を受けることが、歯やお口だけでなくお身体全体の健康維持につながります。
子供の歯を守りたい
乳歯や生え変わったばかりの永久歯は、大人の永久歯に比べて柔らかいため、虫歯になりやすく重症化しやすいです。また、特に幼いお子様は自分で歯の痛みや違和感を伝えることが難しく、保護者様が気付いたときには重度に進行していることがあります。 そのため定期的に検診に通い、お口に異常がないか確認することが大切です。
乳歯の虫歯による悪影響
乳歯は抜けるから、
少しくらい虫歯になっ
ても大丈夫と思ってい
ませんか? 確かに、
乳歯はいずれ永久歯
へと生え変わります。しかし乳歯の虫歯が、その後に生えてくる永久歯にも悪影響を与える場合があります。
永久歯に起こる問題
-
永久歯の質が悪くなったり
変色したりする - 永久歯が虫歯にかかりやすくなる
-
永久歯の歯並びやお顔の
骨格が歪むことがある
健康な永久歯を育てるために
お子様の健やかな未来を守るためには、幼い頃から虫歯予防を行うことが一番です。お子様の年齢などにもよりますが、3ヶ月に1度の頻度で虫歯チェックを受けることをおすすめしています。
健康な永久歯を
育てるために
お子様の健やかな未来を守るためには、幼い頃から虫歯予防を行うことが一番です。お子様の年齢などにもよりますが、3ヶ月に1度の頻度で虫歯チェックを受けることをおすすめしています。
歯並びが気になる
歯並びを治したいと考えていても、従来のメタルブラケットは金属製なのでかなり目立ち、見た目が気になって治療に踏み出せないという方がいらっしゃいます。当院では、透明で目立ちにくい装置による矯正方法をご提案しています。
透明で目立たない
マウスピース矯正
矯正装置の見た目を気にする方にご提案しているのが、マウスピース矯正です。透明なプラスチックで作っているため、装着していても目立ちにくいのが特徴です。また、マウスピースを自由に取り外すことができるので、大切なイベントには外して臨むことも可能です。
噛み合わせを考慮した治療計画
矯正治療は、歯を綺麗に並べることが目的ではありません。正しい噛み合わせを作ったうえで、歯並びを正常になるよう整えることが重要です。当院では、ドーソン咬合理論に基づき、歯並びを整えるだけでなく、顎関節やお口周りの筋肉、骨格をも考慮した正しい噛み合わせを作ります。
歯がぬけたまま
歯が抜けてしまった場合、ブリッジ・入れ歯・インプラントという治療方法を受けることになります。どの治療法が良いか悩まれると思います。全ての治療法にはメリットとデメリットがありますが、医療費・義歯の見た目・外科治療の有無など、ご自身が何を重視するかによって選択することが納得の治療に繋がります。
歯を失った時の治療法比較
ブリッジ |
入れ歯 |
インプラント |
|
---|---|---|---|
見た目 | 目立たない |
部分入れ歯の場合、 バネが目立ちやすい |
天然歯と ほぼ変わらない |
咀しゃく力 |
天然歯と 比べて60% |
総入れ歯の場合、 天然歯と比べて20% |
天然歯と ほぼ変わらない |
保険 | 適用 | 適用 | 自費診療 |
外科治療 | 不要 | 不要 | 必要 |
寿命 | 7~8年 | 5~6年 | 10年以上 |
他の歯への 影響 |
隣り合う土台に なる歯を削る |
部分入れ歯の場合、 周囲の歯にバネをかける |
他の歯に影響がない |
将来のお口の健康を考えるなら…
ブリッジや部分入れ歯の場合、義歯を支える柱となる健康な歯に大きな負担をかけてしまい、歯の寿命を縮めてしまいます。対してインプラント治療は、顎骨にインプラントを埋入して義歯を支える柱を作るため、周囲の歯に負担をかけません。
インプラント治療は、保険適用外で治療費が高額、外科手術が必要といったデメリットはありますが、ご自身の大切な歯を将来に残すというメリットがあります。10年後、20年後のお口の健康を考えて治療を選ぶことも大切です。
定期健診を受けたい
歯医者は、「歯が痛くなってから行くところ」ではなく、「歯が痛くなる前に通うところ」です。予防歯科に力を入れている欧米諸国、特にスウェーデンでは国民の平均残存歯数が多くなりました。
定期的に検診を受けることでお口の中を衛生的に保ち、将来起こりうる歯の喪失を予防しましょう。
海外の常識「オーラルフィジシャン」
海外の常識「オーラルフィジシャン」
オーラルフィジシャンとは、歯を削る、外科処置をするなどの治療を中心とするのではなく、虫歯や歯周病の原因と、悪化させる要因を調べ、再発しないように患者様のお口を管理していく歯科医師のことです。
最初は小さな虫歯でも、虫歯になる根本的な原因が解決されないと再発リスクが高まります。
治療の繰り返しは歯を失う原因になるため、将来に続くお口の健康を守るためには、虫歯や歯周病が起きないためにはどうすべきか対策を立てられる医師に診てもらうことが大切です。
定期的に検診を受けることでお口の中を衛生的に保ち、将来起こりうる歯の喪失を予防しましょう。
効果的な予防のために
患者様によって、お口の中の環境は異なります。お口の中の磨き残しが多いこと、唾液の質が低下していることなど、虫歯や歯周病が発症する原因はさまざまにあります。そのため、患者様に併せて効果的な予防を行うには、自分の発症リスクが何かを知ることが重要です。
唾液検査
採取した唾液から、虫歯菌の種類や数、唾液自体の質や量を調べる方法です。検査自体は唾液を採取するだけなので、痛みはありません。
顕微鏡検査
お口の中のプラーク(歯垢)を採取し、顕微鏡で観察します。プラーク内の細菌の種類や状態から、歯周病リスクを診断します。